LEMP構成でPHPのLaravel開発環境を構築

Vagrantコマンドの実行でVirtualBoxベースの仮想環境(Ubuntu22)上にLEMP環境を構築します。 LEMP環境上のLaravelプロジェクトに対してVSCodeでリモートデバッグができます。

LEMP環境、Laravelは最新のバージョンがインストールされます。

• PHP 8.4
• Nginx 1.18
• MariaDB 11.7
• Laravel 11.

インストールに必要な環境

• Windows 11
• Visual Studio Code
• Vagrant
• VirtualBox

LEMP環境の構築

1. Vagrantfileを編集します。仮想サーバにSSH公開鍵認証で接続できるようにIPとSSH接続を設定します。

# Network
config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"

...
# SSH configuration for the VM
config.vm.provision "shell" do |sh|
  # Local SSH public key
  ssh_pub_key = File.readlines("#{Dir.home}/.ssh/id_rsa.pub").first.strip

  ...
end

2. Vagrantコマンドを実行します。

vagrant up

3. 環境構築完了するとWebサーバにアクセスできます。

http://192.168.33.10

phpMyAdmin

phpMyAdminは8080ポートで使用できます。

http://192.168.33.10:8080

デバッグ

1. ~/.ssh/configファイルにVagrantfileに設定したSSH接続の設定を登録します。
2. VSCodeに拡張機能Remote Developmentを追加します。
3. VSCodeのリモートエクスプローラーからリモート(トンネル/SSH) を使用して仮想サーバにSSH接続します。開くフォルダパスは/var/www/remoteです。
   接続が完了すると自動的に VS Code Serverがインストールされます。
4. PHP Debugのインストールを提案されるので、ボタンを押して仮想サーバにインストールします。
5. VSCodeの実行とデバッグを選択します。メニューからListen for Xdebugを実行するとデバッガが実行されます。
6. PHPのソースコードにブレークポイントを設定すると、Webブラウザからのアクセスに反応します。

ライセンス

MITライセンスに準じます。

MIT