いくつかのコマンドを実行するだけで、ほぼ設定なしでローカルでマストドンを起動することができます。
v2.4.3 の mastodon は productionモードでは https 接続が強制されており、。簡単に動作を確認することができません。 また、mastodon Docker版では developmentモードがうまく動かず、推薦もされていません。
そこで、こちらのパッチを適用して、productionモードで動作するようにしています。
また、マストドンが送信するすべてのメールは、MailCatcherでのみ確認することができます。 外部には配送されませんので、メールサーバの設定なども不要です。
データはすべてDocker の Named Volumeに保存されます。 docker volume ls で確認できます。
ailispawさん、ありがとうございます！
- Docker
- bash
- curl
- DockerCE for Mac(18.06.0-ce-mac70)
- Ubuntu 18.04, Docker 18.06.0-ce
にて動作確認しています。
このマストドンは外部に公開することは想定されていません。動作の確認はローカルでの実行、もしくはSSHのポートフォワード専用です。 docker-compose.yml の ports の 127.0.0.1: をはずすとiptables -A INPUT でのアクセス制限を迂回して公開されますのでVPS等で実行される場合はご注意ください。
このリポジトリを取得します。
$ git clone https://github.com/mamemomonga/mastodon-revert-enforce-https.git
$ cd mstdn-docker
以下のコマンドを実行すると、取得と構築が行われます。 .env.production も含め全て初期化されますのでご注意ください。 リストアの場合事前にcreateする必要はありません。
$ ./mastodon.sh create
SUCCESS と表示されたら構築完了でマストドンが起動されます。
http://localhost:3000/ にアクセスしてユーザ登録を行います。
メールはどの宛先のメールも外部には届かず、内部のメールボックスに届きます。以下から確認できます。 メールアドレスはDNSチェックを行っているようですので、ドメインは実在する必要があります。
http://localhost:1080/ 受信メール
登録が完了したらメールを選択して、承認リンクをクリックてください。 そうすると、ログインすることができます。
以下のコマンドを実行してください。mamemomongaの部分を対象のユーザに置き換えてください。
$ ./mastodon.sh rails mastodon:make_admin USERNAME=mamemomonga
/var/backup 以下へデータをバックアップします。redisはバックアップしません(HTLは消えます)。
$ ./mastodon.sh backup
/var/backup 以下のデータをリカバリします。既存のデータはすべて削除されます。
$ ./mastodon.sh restore
| コマンド | 内容 |
|---|---|
| ./mastodon | ヘルプ |
| ./mastodon create | 新規作成 |
| ./mastodon destroy | 破棄 |
| ./mastodon up | 起動 |
| ./mastodon down | 停止 |
| ./mastodon shell | web の /mastodon に入る |
| ./mastodon psql | db の psql に入る |
| ./mastodon psql | logを表示する |
| ./mastodon rails ... | rails のコマンドを実行する |
マストドン用のいろんなコマンドがあるみたいです。以下の方法で確認できます。
$ ./mastodon.sh rails --help
ほぼ素の状態のディストリビューション別の起動例一覧です
$ wget https://get.docker.com -O - | sh
$ sudo sh -c 'usermod -a -G docker $SUDO_USER'
いちどログアウトして、再ログインする。
$ sudo apt install git curl
$ git clone https://github.com/mamemomonga/mstdn-docker.git
$ cd mstdn-docker
$ ./mastodon.sh create
別ターミナルから実行
$ ssh -L 3000:localhost:3000 -L 1080:localhost:1080 [ユーザ名]@[パスワード]
http://localhost:3000/ でマストドン、http://localhost:1080/ でメール が見えれば成功です。
COSでは mastodon.sh を ./mastodon.sh では実行できません。bash mastodon.sh で実行してください。
以下は実行までの流れです。
$ git clone https://github.com/mamemomonga/mstdn-docker.git
$ cd mstdn-docker
$ bash mastodon.sh create
別ターミナルから実行
$ ssh -L 3000:localhost:3000 -L 1080:localhost:1080 [ユーザ名]@[パスワード]
http://localhost:3000/ でマストドン、http://localhost:1080/ でメール が見えれば成功です。
Dockerfile の FROMを以下のように書き換えます。
# FROM tootsuite/mastodon:v2.4.5
FROM mamemomonga/multiarch-armhf-mastodon:v2.4.5
mastodon の DOCKER_COMPOSE を以下のように書き換えます。
# DOCKER_COMPOSE="docker/compose:1.22.0"
DOCKER_COMPOSE="mamemomonga/armhf-docker-compose:1.22.0"
あとは Ubuntuと同じです。
なお、SWAPが無効の場合はassetsのビルドに失敗する場合があります。