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mDuo13 committed Nov 6, 2019
1 parent ebd6a8e commit 8523aff
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208 changes: 208 additions & 0 deletions content/tutorials/get-started/get-started-with-the-rippled-api.ja.md
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@@ -0,0 +1,208 @@
# rippled APIの使用開始

`rippled`サーバーに対してコマンドを実行するには、接続先のサーバーをあらかじめ把握しておく必要があります。大多数のサーバーは、外部ネットワークからの直接のAPI要求を受け入れないよう設定されています。

別の方法として、[`rippled`の独自のローカルコピーを運用](install-rippled.html)することもできます。[管理用のメソッド](admin-rippled-methods.html)のいずれかにアクセスする場合、これは必須です。この場合、サーバーのバインド用として設定したIPアドレスとポートを使用する必要があります(例えば`127.0.0.1:54321`)。また、管理機能にアクセスするには、構成ファイルで管理用としてマークされているポートおよびIPアドレスから接続しなければなりません。

[構成ファイルの例](https://github.com/ripple/rippled/blob/8429dd67e60ba360da591bfa905b58a35638fda1/cfg/rippled-example.cfg#L1050-L1073)では、ローカルループバックネットワーク上(127.0.0.1)のポート5005でJSON-RPC(HTTP)、ポート6006でWebSocket(WS)の接続をリッスンし、接続されるすべてのクライアントを管理者として扱っています。

## WebSocket API

いくつかのメソッドをXRP Ledgerで試すことを予定している場合は、独自のWebSocketコードを記述することなく、[Ripple WebSocket APIツール](websocket-api-tool.html)でAPIをすぐに使用できます。後ほど、独自の`rippled`サーバーへの接続が必要となった時点で、[ブラウザー](https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/API/WebSockets_API/Writing_WebSocket_client_applications)または[Node.jsで独自のクライアントをビルド](https://www.npmjs.com/package/ws)することが可能です。

### 要求フォーマット

`rippled`サーバーへのWebSocketを開いた後、以下の属性を使用して、コマンドを[JSON](https://en.wikipedia.org/wiki/JSON)オブジェクトとして送信できます。

* コマンド名を最上位の`"command"`フィールドに記述します。
* コマンドのすべての関連パラメーターも最上位に記述します。
* 任意の値を指定して`"id"`フィールドを記述します(省略可)。この要求への応答では、同一の`"id"`フィールドを使用します。そうすることで、応答が順不同で到達した場合も、どの要求によってどの応答を得られたのかがわかります。

応答はJSONオブジェクトとして返されます。

### 公開サーバー

現在、Ripple社は以下の一連の公開WebSocketサーバーを運用しています。

| `Domain` | ポート | 注記 |
|:----------------|:-----|:--------------------------------------|
| `s1.ripple.com` | 443 | `wss://`のみ。汎用サーバー |
| `s2.ripple.com` | 443 | `wss://`のみ。すべての履歴が記録されるサーバー |

これらの公開サーバーは継続的な使用やビジネスでの使用を想定したものではなく、いつでも使用不可となる可能性があります。日常的な使用については、独自の`rippled`サーバーを自社で運用するか、信頼できる事業者と運用委託契約を締結します。


## JSON-RPC

任意のHTTPクライアント([RESTED for Firefox](https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/rested/)[Postman for Chrome](https://chrome.google.com/webstore/detail/postman/fhbjgbiflinjbdggehcddcbncdddomop?hl=en)など)を使用して、JSON-RPCで`rippled`サーバーを呼び出すことができます。ほとんどのプログラミング言語には、HTTP要求を組み込むためのライブラリーが用意されています。

### 要求フォーマット

JSON-RPC要求を作成するには、`rippled`サーバーがJSON-RPC接続をリッスンしているポートおよびIPアドレス上で、HTTP **POST**要求をルートパス(`/`)に送信します。HTTP/1.0またはHTTP/1.1を使用できます。HTTPSを使用する場合は、TLS v1.2を使用してください。セキュリティーの維持を理由として、`rippled` __ SSL v3以前をサポートしていません。

値を`application/json`として、`Content-Type`ヘッダーを常に記述してください。

複数の要求を作成することを予定している場合は、要求ごとに接続を閉じて再び開くことなく済むよう、[キープアライブ](http://tools.ietf.org/html/rfc7230#section-6.3)を使用します。

以下の属性を指定して、要求の本文を[JSON](https://en.wikipedia.org/wiki/JSON)オブジェクトとして送信します。

* コマンドを最上位の`"method"`フィールドに記述します。
* 最上位の`"params"`フィールドを記述します。このフィールドの内容は、コマンドのすべてのパラメーターが指定された1つの入れ子JSONオブジェクトのみを保持している**1要素配列**です。

応答もJSONオブジェクトになります。

### 公開サーバー

現在、Ripple社は以下の一連の公開JSON-RPCサーバーを運用しています。

| `Domain` | ポート | 注記 |
|:----------------|:------|:-----------------------|
| `s1.ripple.com` | 51234 | 汎用サーバー |
| `s2.ripple.com` | 51234 | すべての履歴が記録されるサーバー |

これらの公開サーバーは継続的な使用やビジネスでの使用を想定したものではなく、いつでも使用不可となる可能性があります。日常的な使用については、独自の`rippled`サーバーを自社で運用するか、信頼できる事業者と運用委託契約を締結します。


## コマンドライン

このコマンドラインインターフェイスは、JSON-RPCのものと同一のサービスに接続するため、公開サーバーおよびサーバー構成は同一です。コマンドラインクライアントとして、`rippled`がローカルインスタンスに接続します。例:

```
rippled --conf=/etc/rippled.cfg server_info
```

**注記:** コマンドラインインターフェイスは、管理の目的でのみ使用されることを想定しています。_サポートされるAPIではありません_


### 要求フォーマット

コマンドラインでは、通常の(先頭にダッシュが付いた)コマンドラインオプションに続けてコマンドを記述した後、一連の限定的なパラメーターを空白文字で区切って記述します。空白文字などの特殊な文字が含まれている可能性があるパラメーター値は、一重引用符で囲みます。

## 要求の例

<!-- MULTICODE_BLOCK_START -->

*WebSocket*

```
{
"id": 2,
"command": "account_info",
"account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"strict": true,
"ledger_index": "validated"
}
```

*JSON-RPC*

```
POST http://s1.ripple.com:51234/
{
"method": "account_info",
"params": [
{
"account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"strict": true,
"ledger_index": "validated"
}
]
}
```

*コマンドライン*

```
rippled account_info r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59 validated true
```

<!-- MULTICODE_BLOCK_END -->

## 応答フォーマット

### 成功した場合の応答の例

<!-- MULTICODE_BLOCK_START -->

*WebSocket*

```
{
"id": 2,
"status": "success",
"type": "response",
"result": {
"account_data": {
"Account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"Balance": "27389517749",
"Flags": 0,
"LedgerEntryType": "AccountRoot",
"OwnerCount": 18,
"PreviousTxnID": "B6B410172C0B65575D89E464AF5B99937CC568822929ABF87DA75CBD11911932",
"PreviousTxnLgrSeq": 6592159,
"Sequence": 1400,
"index": "4F83A2CF7E70F77F79A307E6A472BFC2585B806A70833CCD1C26105BAE0D6E05"
},
"ledger_index": 6760970
}
}
```

*JSON-RPC*

```
HTTP Status: 200 OK
{
"result": {
"account_data": {
"Account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"Balance": "27389517749",
"Flags": 0,
"LedgerEntryType": "AccountRoot",
"OwnerCount": 18,
"PreviousTxnID": "B6B410172C0B65575D89E464AF5B99937CC568822929ABF87DA75CBD11911932",
"PreviousTxnLgrSeq": 6592159,
"Sequence": 1400,
"index": "4F83A2CF7E70F77F79A307E6A472BFC2585B806A70833CCD1C26105BAE0D6E05"
},
"ledger_index": 6761012,
"status": "success"
}
}
```
*コマンドライン*

```
{
"result": {
"account_data": {
"Account": "r9cZA1mLK5R5Am25ArfXFmqgNwjZgnfk59",
"Balance": "27389517749",
"Flags": 0,
"LedgerEntryType": "AccountRoot",
"OwnerCount": 18,
"PreviousTxnID": "B6B410172C0B65575D89E464AF5B99937CC568822929ABF87DA75CBD11911932",
"PreviousTxnLgrSeq": 6592159,
"Sequence": 1400,
"index": "4F83A2CF7E70F77F79A307E6A472BFC2585B806A70833CCD1C26105BAE0D6E05"
},
"ledger_index": 6761012,
"status": "success"
}
}
```

<!-- MULTICODE_BLOCK_END -->

成功した場合の応答に含まれているフィールドは、以下のとおりです。

| `Field` || 説明 |
|:----------------|:---------|:------------------------------------------------|
| `id` | (場合により異なる) | (WebSocketのみ)この応答の要求元となった要求で提供されているID。 |
| `status` | 文字列 | (WebSocketのみ)値が`success`である場合、要求がサーバーによって正常に受信され、理解されたことを示します。 |
| `result.status` | 文字列 | (JSON-RPCおよびコマンドライン)値が`success`である場合、要求がサーバーによって正常に受信され、理解されたことを示します。 |
| `type` | 文字列 | (WebSocketのみ)値が`response`である場合、コマンドに対する正常な応答であることを示します。[非同期の通知](subscribe.html)では、`ledgerClosed``transaction`など、異なる値が使用されます。 |
| `result` | オブジェクト | クエリーの結果。内容はコマンドによって異なります。 |

### コマンドライン
コマンドラインのメソッドはJSON-RPCと同一のインターフェイスを使用しているため、応答フォーマットはJSON-RPCの応答と同一です。
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