4.4のリリース内容・計画のまとめや目安箱Issueです。
基本方針
メジャーバージョンとして以下の方針で開発を行います。
- Symfony 6.4のEOSL(2027年11月)対策およびミドルウェアの最新バージョン対応のためのSymfony 7.4へのバージョンアップを実施予定です。
- AIフレンドリーな機能構築として、AI(Agentic Commerce、AEO)に対応するための機能(情報フィード機能)やMCPサーバ機能、skillsなどを実装予定です。
開発スケジュール
2026年8月下旬にα版リリース、正式版は10月下旬を想定しております。
主要な対応内容
-
フレームワーク・ミドルウェア対応
- Symfony 7.4 対応
- PHP 新バージョン(8.4 / 8.5)対応
- PostgreSQL 新バージョン(18.*)対応
-
機能取り込み・追加
- 開発コミュニティのPull Request対応(バグFIX、脆弱性対応、改善など)
- UX向上および運用業務負荷を軽減する機能拡充(管理画面の一覧表示制御、注文履歴の配送番号表示など)
- AI機能の追加(ACP/UCP対応のサイト・商品フィード、リードオンリーのMCP機能、各種インデックス・定義ファイルの配置)
-
その他
- 公式プラグイン(14プラグイン)のバージョン追従
- 公式ドキュメントの更新
詳細は以下から確認できます。
※EC-CUBE 4.4 で取り込む予定の改修一覧
https://github.com/EC-CUBE/ec-cube/milestone/54
マイルストーンは現時点の予定で、変更になる可能性があります。
システム要件
| Middleware |
4.3 |
4.4 |
EOL |
備考 |
| Apache |
2.4 |
2.4 |
TBD |
|
| PHP |
8.1 〜 8.3 |
8.2 〜 8.5 |
8.5: 2029年12月(Security Support) |
PHP 8.1 は 2025年12月に EOL のためサポート対象外とする。RHEL: PHP 8.3 は 2029年5月まで/Ubuntu: PHP 8.5 は 2031年4月まで |
| PostgreSQL |
12 〜 16 |
13 〜 18 |
v18: 2030年11月14日 |
PostgreSQL 12 は 2024年11月 EOL のため対象外 |
| MySQL |
8.0 ~ 8.4 LTS |
8.4 LTS |
8.0: Premier 2025年4月/8.4: Premier 2029年4月 |
premierは無償サポート期間、extendedで3年追加の有償サポートがあり |
フレームワーク・ライブラリ
| FW / ライブラリ |
4.3(Symfony 6.4) |
4.4(Symfony 7.4) |
EOL(セキュリティパッチ終了) |
備考 |
| Symfony |
6.4 |
7.4 |
6.4: 2027年11月/7.4: 2029年11月 |
PHP 8.2 以上が必須要件 |
| Doctrine ORM |
2.x |
3.x |
2.x: 2027年2月以降/3.x: 未定 |
Annotation 廃止、PHP Attribute 必須 |
| Doctrine DBAL |
3.x |
4.x |
3.x: 未定/4.x: 未定 |
旧 Result fetching API 等が削除 |
| Twig |
3.x |
3.x |
3.x: 未定 (Active) |
|
| Bootstrap |
5.3 |
5.3 |
5.x: 未定 (Active) |
|
| jQuery |
3.7.x |
4.x |
3.x: 致命的なバグ修正のみ/4.x: 未定 (Active) |
余裕があれば削除する可能性あり |
テスト
| FW |
4.3 |
4.4 |
EOL |
備考 |
| Codeception |
5 |
5 |
TBD |
Playwright への移行を計画中 |
| PHPUnit |
9 |
11 |
9: 2025年2月 11:TBD |
|
※その他のミドルウェア・ソフトウェア構成の詳細(追加・変更点)については要件定義にて確定します。
互換性についての情報
対応方針
データベースに関する影響
- PostgreSQL 18.* に対応します。MySQLについては最新バージョンに対応済みのため、新バージョン対応は行いません。
- PostgreSQL 12 は 2024年11月14日に EOL を迎えているため、4.4 でのサポート対象外を予定しています。
プラグインに関する影響
- 公式プラグイン(14プラグイン)は EC-CUBE 新バージョンに合わせて更新します。
- コミュニティプラグインの移行支援として、Rector 設定(リポジトリ同梱の
rector.php)を用意しています。Symfony / Doctrine / PHP のメジャー更新でのご活用が可能です。
- Entity 周辺で型変更 や Listener 移行が入っているため、Entity 拡張・イベント購読を行っているプラグインは修正が必要になります。詳細は後述の Breaking Changes セクションを参照ください。
- 詳しい移行手順は、別途公開する 「EC-CUBE 4.3 → 4.4 アップグレードガイド」 に記載します。
デザインテンプレートに関する影響
- 開発コミュニティ PR の体裁・表示修正の取り込みや、Enterprise 機能のフィードバック実装に伴う変更が入る見込みです(詳細は要件定義で確定)。
- jQuery 4.x への更新で、廃止 API(
.bind() / .unbind()など)を使っているテンプレートは修正が必要になる場合があります。お手数ですが、事前のご確認をお願いします。
テスト品質要求
- 機能の正確性:単体・結合試験、シナリオ試験等を実施し、リリース後6ヶ月間での不具合「0」を目指す。
- セキュリティの維持:セキュリティチェックツールを用いた試験や負荷試験を実施し、セキュリティホール「0」を目指す。
- 保守容易性の維持:プログラム・デザインソースのリファクタリングを実施。
Breaking Changes(プラグイン・テーマ開発者向け)
4.4 では主要ライブラリのメジャーバージョンが上がります。プラグインやカスタマイズコードに影響が出る箇所をまとめましたので、開発者の方は事前確認をお願いします。
Symfony 6.4 → 7.x
- Doctrine Annotation 形式での設定は非推奨。PHP 8 Attribute への移行が必要。
- HttpKernel / Form / Validator など多数のコンポーネントで型宣言が厳格化。
- 一部の Deprecated API が削除。
Doctrine ORM 2.x → 3.x
- Annotation 形式の Mapping は廃止。PHP Attribute への移行が必要(コア側は対応済み)。
- Native types 化により、戻り値・引数の型が厳格化。
EntityRepository / QueryBuilder の戻り値型変更。
- EC-CUBE 側の対応として、
Order / OrderItem などの DECIMAL 型プロパティを ?string に統一。
- プラグインやカスタマイズで
Order::getTotal() 等の戻り値を int / float として扱っているコードは修正が必要。
- 金額計算は浮動小数点演算を避け
bcmath 関数に置き換え。プラグイン側で金額計算を行っている箇所は確認が必要。
- Result Cache の API は
setResultCacheLifetime() → enableResultCache() に変更。
EventSubscriber 形式の Doctrine リスナは廃止し、#[AsDoctrineListener] を用いる形に変更。
Doctrine DBAL 3.x → 4.x
- 旧 Result fetching API(
fetch(), fetchAll() 等)は削除。
Connection 周りの API が変更。
Platform::getName() は廃止のため、instanceof チェックでの判定に変更。
PHPUnit 9 → 11
- DataProvider のメソッドシグネチャ変更(
static 必須)。
- Annotation(
@dataProvider 等)が非推奨となり、 PHP Attribute(#[DataProvider]) への移行が必須。また、PHPUnit12にて削除予定。
- 一部のアサーション・Mock API の振る舞いが変更。
jQuery 3.7 → 4.x
- 廃止 API:
.bind() / .unbind() / .delegate() / .undelegate() / .size() / .parseJSON() 等。
$.ajax のオプション・コールバックの一部仕様が変更。
移行支援
- リポジトリ同梱の
rector.php を使えば、Symfony / Doctrine / PHP の機械的な書き換えはほぼ自動化できますので、まずはこちらをお試しください。
- 詳しい移行手順とチェックリストは「アップグレードガイド」で別途公開します。
リリースサポート
- 4.4 リリース後、4.3 系はセキュリティパッチのみの提供となる予定です。
AI 機能(4.4 新規)
4.4 では Agentic Commerce / AEO 対応として、以下を新しく追加する予定です。
- ACP / UCP 対応のサイト・商品フィード:AI エージェントが商品情報を取得・提示するためのフィード出力機能。
- リードオンリーの MCP(Model Context Protocol)サーバ機能:外部 AI から商品・在庫などを参照するためのインターフェース。※書き込み系の操作は対象外とする。
- 各種インデックス・定義ファイルの配置。
参照仕様(ACP / UCP / MCP のどのバージョンに準拠するか等)や認証・認可モデルの詳細は、要件定義が固まり次第追記いたします。
コミュニティへのお願い
気になる点・ご要望があれば、お気軽にコメントください!
参考リンク
4.4のリリース内容・計画のまとめや目安箱Issueです。
基本方針
メジャーバージョンとして以下の方針で開発を行います。
開発スケジュール
2026年8月下旬にα版リリース、正式版は10月下旬を想定しております。
主要な対応内容
フレームワーク・ミドルウェア対応
機能取り込み・追加
その他
詳細は以下から確認できます。
※EC-CUBE 4.4 で取り込む予定の改修一覧
https://github.com/EC-CUBE/ec-cube/milestone/54
マイルストーンは現時点の予定で、変更になる可能性があります。
システム要件
フレームワーク・ライブラリ
テスト
11:TBD
※その他のミドルウェア・ソフトウェア構成の詳細(追加・変更点)については要件定義にて確定します。
互換性についての情報
対応方針
データベースに関する影響
プラグインに関する影響
rector.php)を用意しています。Symfony / Doctrine / PHP のメジャー更新でのご活用が可能です。デザインテンプレートに関する影響
.bind()/.unbind()など)を使っているテンプレートは修正が必要になる場合があります。お手数ですが、事前のご確認をお願いします。テスト品質要求
Breaking Changes(プラグイン・テーマ開発者向け)
4.4 では主要ライブラリのメジャーバージョンが上がります。プラグインやカスタマイズコードに影響が出る箇所をまとめましたので、開発者の方は事前確認をお願いします。
Symfony 6.4 → 7.x
Doctrine ORM 2.x → 3.x
EntityRepository/QueryBuilderの戻り値型変更。Order/OrderItemなどの DECIMAL 型プロパティを?stringに統一。Order::getTotal()等の戻り値をint/floatとして扱っているコードは修正が必要。bcmath関数に置き換え。プラグイン側で金額計算を行っている箇所は確認が必要。setResultCacheLifetime()→enableResultCache()に変更。EventSubscriber形式の Doctrine リスナは廃止し、#[AsDoctrineListener]を用いる形に変更。Doctrine DBAL 3.x → 4.x
fetch(),fetchAll()等)は削除。Connection周りの API が変更。Platform::getName()は廃止のため、instanceofチェックでの判定に変更。PHPUnit 9 → 11
static必須)。@dataProvider等)が非推奨となり、 PHP Attribute(#[DataProvider]) への移行が必須。また、PHPUnit12にて削除予定。jQuery 3.7 → 4.x
.bind()/.unbind()/.delegate()/.undelegate()/.size()/.parseJSON()等。$.ajaxのオプション・コールバックの一部仕様が変更。移行支援
rector.phpを使えば、Symfony / Doctrine / PHP の機械的な書き換えはほぼ自動化できますので、まずはこちらをお試しください。リリースサポート
AI 機能(4.4 新規)
4.4 では Agentic Commerce / AEO 対応として、以下を新しく追加する予定です。
参照仕様(ACP / UCP / MCP のどのバージョンに準拠するか等)や認証・認可モデルの詳細は、要件定義が固まり次第追記いたします。
コミュニティへのお願い
気になる点・ご要望があれば、お気軽にコメントください!
参考リンク