Seeku は、アプリケーションの起動やファイル・フォルダの検索を高速に行うための Windows 向けユーティリティツールです。 これにより、ファイル検索にかかる時間を短縮し、PC作業の効率向上を支援します。
- 高速なファイル・フォルダ検索: キーワード入力により、PC内のアイテムを迅速に検索します。
- アプリケーションランチャー: 頻繁に使用するアプリケーションを素早く起動できます。
- 検索結果のページネーション: 大量の検索結果も、ページ単位で見やすく表示します。
- アイテム種別の判別: 検索結果がファイルかフォルダかを識別し、表示します。
- OS: Windows 専用です。
- 必須コンポーネント:
- Windows Search サービス: Seeku の高速検索は Windows Search のインデックスを利用しています。このサービスが無効な場合、Seeku は正常に検索を実行できませんのでご注意ください。
- WebView2 ランタイム (Tauri アプリの標準要件)
-
基本的な操作
- 検索したいキーワードを入力し
Enter
キーを押下することで検索が実行されます。 - 検索結果が表示されたら、キーボードの
↑
↓
キーで項目間を移動できます。 ←
キーを押下すると、入力欄にフォーカスが戻ります。→
キーを押下すると、検索結果の最下層 (該当する場合) に移動します。- 検索結果を選択した状態で
Enter
キーを押下すると、そのアイテムが実行されます。 Ctrl + Enter
で、選択したアイテムを管理者権限で実行することも可能です。Ctrl + マウスホイール
で、ウィンドウの透過度を動的に変更できます。
- 検索したいキーワードを入力し
-
コマンド Seeku の検索ウィンドウで以下のコマンドを入力することで、特定の機能を利用できます。
/help
: Seeku の使用方法を表示します。/bgcolor [色名またはHEXコード]
: ウィンドウの背景色を指定した色に変更します。(例:/bgcolor red
,/bgcolor #00FF00
)/history
: 検索履歴を表示します。/history clear
: 全ての検索履歴を消去します。/opacity [0-100]
: ウィンドウの透明度を 0 (完全に透明) から 100 (完全に不透明) の範囲で設定します。
-
グローバルショートカットキー
Alt + Space
: Seeku のウィンドウの表示/非表示を切り替えます。ウィンドウが非表示の場合、表示してフォーカスをアクティブにします。
-
トレイアイコンの操作
- タスクトレイにある Seeku のアイコンを右クリックするとメニューが表示され、「Quit」を選択することでアプリケーションを終了できます。
- バックエンド: Rust (Tauri フレームワーク)
- フロントエンド: Svelte
- 検索ロジック: PowerShell (
powershell/search.ps1
) - Windows Search インデックスを利用
-
必要なもの:
- Rust: https://www.rust-lang.org/tools/install
- Node.js (pnpm を使用): https://nodejs.org/
- Tauri 開発に必要な環境 (WebView2 ランタイム等、詳細は Tauri のドキュメントを参照)
-
開発環境のセットアップ:
# 1. リポジトリをクローンする # git clone <リポジトリのURL> # cd <プロジェクトのディレクトリ> # 2. 依存関係をインストール pnpm install
-
開発モードで実行:
pnpm dev:tauri
開発サーバーが起動し、アプリケーションが立ち上がります。ホットリロードも有効です。
-
ビルド:
pnpm tauri build
ビルドされたアプリケーションは
src-tauri/target/release/bundle/msi/
(インストーラー) やsrc-tauri/target/release/
(実行ファイル) に生成されます。
- Rust Native での Windows Search 実装: 現在 PowerShell を介して行っている Windows Search へのアクセスを、将来的には Rust のネイティブコードで直接実装し、パフォーマンス向上や依存関係の削減を目指します。
この README が Seeku の理解と利用の一助となれば幸いです。