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router1.logを常時監視しつつ行が追加されたら表示する。キーワード
LINK-3-UPDOWN
が含まれる行は赤く(red
)表示する。cftail -F 'red red LINK-3-UPDOWN' router1.log
===
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-F
は複数指定可能である。LINEPROTO-5-UPDOWN
では黄色、LINK-3-UPDOWN
では赤で表示する。cftail -F 'yellow yellow LINEPROTO-5-UPDOWN' -F 'red red LINK-3-UPDOWN' router1.log
ルールは先に記載したほうが優先される。
===
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LINK-3-UPDOWN
が含まれる行は赤く(red)表示する。ただし、そのような行でもGigabitEthernet2/0/1
が含まれる場合は緑 (green
)で表示する。 -
ルールの1番目のアクション(
red
)はキーワードにマッチした場合の色、2番目のアクション (green
)は、例外ルール-E
にマッチした場合の色である。cftail -F 'red green LINK-3-UPDOWN' -E 'GigabitEthernet2/0/1' router1.log
===
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キーワードは正規表現が指定できる。
cftail -F 'red green LINEPROTO-5-UPDOWN|LINK-3-UPDOWN' -E 'GigabitEthernet2/0/[12]' router1.log
===
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複数のファイルを同時に表示することもできる。
cftail -F 'red green LINK-3-UPDOWN' router1.log router2.log router3.log
===
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ルールをファイルで与えることもできる。
cftail -f rulefile.rule -e exceptionrule.erule router1.log
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ルールファイルは以下のように各行にルールを記載する。
# rulefile.rule red green LINEPROTO-5-UPDOWN red green LINEPROTO-5-UPDOWN red red HARDWARE # exceptionrule.erule GigabitEthernet2/0/1 GigabitEthernet2/0/2 Port-channel1
===
cftail [-r] [-h] [-F rule] [-f rule_file]
[-E exception_rule] [-e exception_rule_file]
[ file ... ]
file
を常時監視し、追加行が発生したらその行を標準出力に出力する。通常は端末のデフォルト色で出力するが、後述のようにルールを指定することで特定のキーワード (正規表現で指定)が含まれる行を別の色で表示させることができる。
file
が指定されない場合は標準入力を監視する。
-F <rule>
キーワードと、それにマッチした時の表示方法のルールを指定する。rule
の書式は
<action> <action_when_exception> <regular_expression>
で、それぞれ表示色、"例外キーワード"を含む時の表示色、キーワードの正規表現である。例: -F 'red green LINEPROTO-5-UPDOWN'
<action>
は、red
(赤で表示)、yellow
(黄色)、green
(緑)、blue
(青)、black
、cyan
、magenta
、white
、default
(端末のデフォルト色)、suppress
(その行を出力しない) が指定可能である。
-E exception_rule
"例外キーワード" を指定する。exception_rule
は例外キーワードの正規表現である。例: -E GigabitEthernet1/2/2
-f rule_file
キーワードとアクションをファイルから読み込む。ファイルは1行1ルールで、各行の書式は -F
オプションの rule
と同じ。
-e exception_rule_file
「例外キーワード」をファイルから読み込む。ファイルは1行1ルールで、各行の書式は -E
オプションの `<exception_rule>と同じ。
-s
起動時にファイルの末尾10行を表示しない。