私事ですが、Titanium Mobileを使い、Qiitaの投稿情報を表示したり、ストック出来る「TiQiita」というiPhoneアプリを2013年4月にリリースしました。
実はこのアプリとは別のアプリをTitanium Mobileを使って1年前に申請してrejectされた苦い思い出があります。
今回作ったTiQiitaアプリと、前回rejectされたアプリとでは、基本的な機能(例えばサーバーと通信して、ダウンロードしたものをローカルにキャッシュする機能など)についてはそれほど大きな差はないと思っていますが、今回申請したアプリはUI部分について出来る限り工夫して作り、もしかしたらそれが要因となって、今回は無事にAppleの審査に通ったのかもしれません。
本書では、
- 私と似たような経験をしたことがある人
- Titanium Mobileを活用したiPhoneやAndroid向けアプリ開発を進める中でもう少しUIについて工夫したいけどどうやっていいか悶々としてしまってる人
という方を念頭において、標準のAPIを利用しつつも、少ない手間とちょっとしたアイデアで、標準APIを使ってる用に見せないためのTIPSを紹介していきます。
大きく以下の3つにわけて解説します
- 最初に、Qiitaの投稿情報を表示するシンプルなニュースリーダーのようなサンプルアプリ開発方法についてとりあげます。
- 次に、サンプルアプリをベースにして少ない手間とちょっとしたアイデアでUIの改善方法についてとりあげます
- 最後に、作ったアプリケーションのメンテナンス性を高めるために、コードの分割方法についてとりあげます
なお、この書籍では以下についてはとりあげておりませんので、その点ご了承ください
- iPhone/Androidのアイコンデザインの方法
- PhotoshopやIllustratorを使ったUIの素材作成方法
- 配色テクニック