UTAUのUSTファイルから歌書キコのボーカルパートを生成します。
ust2kiko <入力ファイル> <出力ファイル>
入力ファイルにはUSTファイルを設定します。
このツールを使用する前に、USTファイルの歌詞を歌書キコの歌詞表記にしてください。(例: 「か」→「ka」)
USTファイルに設定してあるピッチ情報、テンポ、各種フラグ等は全て無視されます。ベタ打ちのUSTから変換することをおすすめします。
基本的に歌書キコの歌詞表記と同一です。また、UTAUの仕様と同様に休符は「R」となります。
歌詞に「-」を記述すると、前の音とタイ/スラーをつなげます。なお、USTの先頭だったり前の音が休符だったりする場合は休符扱いです。
- このツールを使用するには、PHP CLIがインストールされている必要があります。
- このツールは出力ファイルが既に存在する場合も確認無しで上書きします。
基本的にそのまま使用できますが、スクリプト上部の設定箇所を書き換えると、一部の動作をお好みで変更することができます。
- MML1行あたりのノート数
- 出力するMMLの1行にUSTのノートをいくつ分置くかを指定できます。
- デフォルト: 12
- MMLでの音程表記
- MMLで音程を表記するとき、どのような書き方をするか指定できます。
- デフォルト: c, c+, d, d+, e, f, f+, g, g+, a, a+, b (+基準)
- デフォルト設定の行の先頭に
//
を挿入して、その下の行の先頭にある//
を取ると、-基準に変更することができます。- もちろん、書き方を自由に変更することもできます。
NYSL Version 0.9982とします。
"LICENSE"に日本語版、"LICENSE_en"に英語版を入れてあります。
FlMMLのティック数から音長指定に変換する処理について、ᗝㅤᱝさんのユーザー記事にあります「ピコカキコにおける音長指定とtick数の対照表」を参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
- 初版公開
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