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暑い暑い夏のことである。「いつからだっけな…」などと主語も意味もないことを呟きながら通学電車に飛び乗る。憂鬱な部活だとかコンクールから逃げるようにポケットから携帯をとりだす。忙しい高校生活なんだから貴重な夏休くらいぼーっとして、特に何もやることもなく惰眠を貪っていたいなー、などと叶わない願望をすり潰しながらTuskyを立ち上げる。いつもならぱっと起動するのに、止まらない読み込み…こんなところから4度にもわたるDB爆破物語が始まるとだれが考えるだろうか? だが、ここから物語が始まってしまうのである。誰だろうね、嵐の前のなんとやらなどという言葉を作ったのは。どうやらこの世界には“ことわざ絶対実現させるマン”の神がいるらしくその嵐とやらが俺にも降りかかってきた。思った以上にサーバーというのはひ弱だったのである。
いや、これは突然やってきた嵐だろうか?広い広いインターネットの狭いサーバーの中でゆっくり、ゆっくりと進行していたのだろうが…そんなのサーバー初心者の俺の知ったことではない。そう、この安易な考えこそが何度もぶっ倒れてはゾンビのように生き返る鯖缶人生の始まりだったのである。この展開は良かったのか…はたまた悪かったのか、これも俺の知ったことではない。作者にでも聞いてくれって話だ。そもそも人生に作者なんかいませんよーなどと自分の中で自分にマウントを取りつつこの話を進めていきたい。