- exception[meta header]
<exception>
ヘッダでは、C++プログラムでの例外の扱いに関連した、いくつかのクラスと関数を定義する。
本ヘッダはフリースタンディング環境でも提供される。
名前 | 説明 | 対応バージョン |
---|---|---|
exception |
標準例外の基底クラス(class) | |
bad_exception |
不正な例外操作が行われた際に発生する例外クラス(class) | |
nested_exception |
例外構造をネストさせる場合に利用する例外クラス(class) | C++11 |
set_unexpected |
予想外の例外が発生した場合の処理を行う関数を設定する(function) | C++11から非推奨 C++17で削除 |
get_unexpected |
予想外の例外が発生した場合の処理を行う関数を取得する(function) | C++11 C++11から非推奨 C++17で削除 |
unexpected |
予想外の例外が発生した場合の処理を呼び出す(function) | C++11から非推奨 C++17で削除 |
set_terminate |
例外が処理されなかった場合の処理を行う関数を設定する(function) | |
get_terminate |
例外が処理されなかった場合の処理を行う関数を取得する(function) | |
terminate |
例外が処理されなかった場合の処理を行う関数を呼び出す(function) | |
uncaught_exception |
例外処理中かを判別する(function) | C++17から非推奨 C++20で削除 |
uncaught_exceptions |
未処理の例外数を取得する(function) | C++17 |
exception_ptr |
例外格納用ポインタ(type-alias) | C++11 |
current_exception |
現在処理中の例外オブジェクトを指す例外ポインタを取得する(function) | C++11 |
rethrow_exception |
例外ポインタが指す例外を送出する(function) | C++11 |
make_exception_ptr |
例外ポインタを作成する(function) | C++11 |
throw_with_nested |
現在の例外を入れ子にした例外を送出する(function) | C++11 |
rethrow_if_nested |
入れ子になった例外が存在する場合に、入れ子になった例外を送出する(function) | C++11 |